<クンツァイトとスポジューメン>
スポジューメンで有名なのはピンク色です。この宝石はクンツ博士の名に因んでつけれらました。その名も『クンツァイト』
写真の右はそのクンツァイトです。左のイエローには、変種名がないので、イエロー・クンツァイトになります。
ルース・ケースがチョット黄ばんでいますね。『新品を使ったら。。。』の声が聞こえてきそうです。
実は、買ったときのままのケースです 時間が経てば白いプラスチックのケースは紫外線で このように黄ばんできます。これも経年変化です。黄ばんだケースのまま写真をアップしたわけは そうすることによって 時間が経過したことを理解してもらいたかったからです。
『なぜって?』
それはヒデナイト
もともとは、この2つの宝石はグリーン色をしていたからです。
処理石だと思って窓際に置いて実験していたら 見る見る色が褪せていました。
「やっぱり。。。」
経年変化というより経分変化でしたひどい処理石もあったもんだと その後、棚にしまっていたのですが久しぶりにこのケースを見たとき 『?????』なんだったかな
ケースに書かれたメモを見て『あっ!!』っと思い出しました。
グリーンのスポジューメンがそれぞれ、ピンクとイエローに 宝石として大事にしている方には申し訳ないですが宝石は宝石で元の自分を取り戻したようです。
<カラーチェンジ・フローライト>
人は年を重ねいろいろな事を学び、経験を積み重ねたかお・かたちになって行きま
宝石も『永久』のA級称号が与えられたものばかりではありません。
でも数年で変わってしまえばちょっとショックです。
写真の宝石はカラーチェンジ・フローライトです。5年前はペンライトを当てるとパープルに色が変化しました。でも今ではもう色の変化は楽しむことができません。
写真のふたつのカラーチェンジ・フローライトはもともと同じ色でした。でも5年の歳月を経て一方のカラーチェンジ・フローライトは、カラーチェンジしたフローライトになってしまいました。
もちろん当時のようなカラーチェンジ効果は影をひそめ、退色という悲しいカラーチェンジです。
着色原因が原因だけに心配はしていましたが『やっぱり』という思いです。
人の経年変化はわかっていますから その方の歩んできた人生で色は決まって行きますが フローライトのように褪せた色ではなく シルバーはシルバーらしくいぶし銀のように見事に変化して行きたいものです。