宝石の定義
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宝石は鉱物ですが、鉱物の全てが宝石とは呼ばれません。ある条件を持ったものだけを人は宝石と呼んでいます。

  1. 美しさ
  2. 希少性
  3. 耐久性

これらが一番大きな条件です。

いまから十数年前、私は友人の結婚式でスピーチを頼まれました。前日まで何を喋ろうかと悩んでいました。
ドキドキ・ドキドキ・・自分の番がやってきました。
緊張を抑える為にだいぶ飲んでいたので、マイクの前に立ったときは覚えたことを忘れてつい言ってしまいました。
「彼、新郎はまさしくダイヤモンドです!!」
言った後、「しまった」と思いましたがもう遅い
彼には、①の美しさがない・・・お世辞にも

「彼は、ごらんの通りがっちりした体格の持ち主です。 病気ひとつしません!!
耐久性は申し分ありません。
また、面倒見も良くそこらへんにゴロゴロいるような男でもなく希少性バツグンの人間です。

最後の条件は美しさですが、
ご覧のとおり希少性バツグンです。
いやいや 人の役に立つことを率先して行動する。

え~と

ごめんなさい。

ひとつ足りません。

だから、ダイヤはダイヤでも工業ダイヤです。
固くて人の役に立つ地球上一の工業ダイヤです。
みんなをぴかぴかに磨いてくれる彼は丈夫で長持ち!!
死ぬまで回りの人たちは輝き続けること間違いなしです。
だから、新婦になる○○さんはいつまでも輝き続けるでしょう!!
おしあわせに。。。」

思いのほか笑いと拍手をもらいました。

これが最初です。。。宝石って、人と同じと思ったのは、
美しくなくても愛しい宝石もあるように
あなたのまわりにも、欠点があっても愛しい『やつ』っていませんか?