<スターリングシルバー>

銀は貴金属の中でも産出量が多いことや、金やプラチナに比べて科学的安定性に劣るため、その価値はあまり高くなく、ジュエリーとして用いられるときは、アクセサリージュエリーとしてよく使われています。
銀は金やプラチナと違って、硫酸や硝酸に溶けてしまいます。
しかし、それよりもジュエリーとしての銀の最大の欠点は、銀が空気中の硫黄分と反応して硫化銀(Ag2S)になってしまうことにあります。よく銀製品を使っていると黒ずんできますが、これが硫化した銀です。(酸化ではありません)
これを防ぐために、日本では一般的に銀をロジウムでメッキします。
しかし、これでは表面はあくまでもロジウムになってしまうため、・欧米では嫌われ、ロジウムメッキされることはあまりありません。
ジュエリーにおいては、このくろずんだ銀の色の愛好家も多く日本でもメッキを好まない人も多くいます。
使っている人にとってはこの黒ずんだ銀の色がなんとも言えない味わいとなります。
このように銀にメッキをしていなければ自然に黒ずんできますが、海、温泉などには硫黄分が多くすぐに黒ずんでしまいますが、磨けば簡単にもとの輝きにもどります。また、もとの銀の輝きを取り戻す専用の『液』も販売されています。逆に早く黒ずんだ銀を手にしたい方はそれようの『液』も販売しています。
(メッキしている銀はできません)このように銀の黒ずみは本来銀の欠点ですが楽しみ方でもあります。
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銀は金属中最高の熱、および電気の電導率を持っており、また光の反射率も金属中最高です。
銀合金には特殊な名称で呼ばれるものもあります。
例えば純度が925の銀はスターリングシルバー(sterling silver )、純度が900の銀はコンシルバー(coin silver)と呼ばれ、刻印にもこの名称が使われることがあります。(特にスターリングシルバー)。