オパール(10月の誕生石)
虹色の光を放つことで有名なオパールのですが全てのオパールが虹色には輝きません。むしろ、輝かないオパールのほうが多いのです。虹色に輝くオパールは宝石品質のオパールで『プレシャス・オパール』といい虹色の輝きがないオパールを『コモン・オパール』といいます。この虹色の輝きのことを『プレー・オブ・カラー(遊色効果)』といい、ほかの宝石にはない美しさと魅力があります。オパールの価値はこの『プレー・オブ・カラー(遊色効果)』のデザインで全てが決まります。プレー・オブ・カラーのデザイン(輝き方)によりいろいろな名前が付けられています。
『ハーレクイン・パターン』『ブロック・パターン』『ピンファイア・パターン』などがありオパールの魅力は尽きません。
プレー・オブ・カラー(遊色効果)のあるなしによりオパールは分類されますが、次に地色によっても分類されます。黒っぽい地色のブラック・オパール、白色系のホワイト・オパールがあります。無色透明のウォーター・オパール、赤色(橙)系のファイア・オパール、ブラック・オパールとホワイト・オパールは主にオーストラリアで取れるので『オーストラリア・オパール』ウォーター・オパールとファイア・オパールは主にメキシコで取れるので『メキシコ・オパール』と呼ばれています。ファイア・オパールの場合だけ地色が綺麗なのでプレー・オブ・カラーがなくてもコモン・オパールと呼ばずにファイア・オパールとよんでいます。その他にも褐鉄鉱が母岩のプレシャス・オパールを ボールダー・オパールといいます。