カイヤナイトの特徴
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カイヤナイトの色の範囲は青、緑、白、黄色、黒とカラバラエティーに富んでいますが何故か和名は、青を意味する「藍晶石」といいます。その名にある『藍』とは植物である藍に由来しイメージとしては『くすんだ青色』を意味しています。身近なところでは青いジーンズの染色と思っていただければわかりやすいかと思います。透明度も不透明に近い半透明から澄み切った透明度を持つものまであります。
またカイヤナイトの特徴として結晶の方向によって硬度が著しく違う(二硬石:ディスシーン)という珍しい性質を持っています。(硬度は4~5と6~7.5)

さらに劈開性(へきかいせい)があるためカットが非常に困難な宝石です。透明度のあるカイヤナイトはとても美しく独特のブルーは人を非常に魅了しますが、ジュエリーとしてはあまり見かけない宝石です。ジェリーとしてカイヤナイトを楽しむ場合、カイヤナイトはとてもデリケートな宝石であることを忘れないで、女性のように大事に取り扱うことが必要です。

カイヤナイトの仲間

カイヤナイトの仲間としてアンダリュサイト、シリマナイトがあげられます。この3つの宝石は『同質異像』の関係にあります。同質異像とは化学組成が同じですが結晶構造が違うことです。
例えばダイアモンドとグラファイト(石墨)カルサイトとアラゴナイトなども『同質異像』の関係にあります。これは同じ成分からなっていますが生成時におけるときの温度、圧力の違いによってその原子配列に違いが生じるためです。

リンク : カイヤナイトの説明と価格