<珊瑚(コーラル)3月の誕生石>
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サンゴといえば南の海の島を取巻く珊瑚礁をイメージする方も多いのではないでしょうか。実は珊瑚の種類は多く、宝石用として用いられているのは貴重サンゴと呼ばれる珊瑚礁の珊瑚とは別種のものです。貴重サンゴはさらにアカサンゴ、シロサンゴ、モモイロサンゴ、ベニサンゴの四種類に大別されます。サンゴの歴史は古く、日本でも古くから愛好されてその頃は地中海産のベニサンゴを輸入したものが多く、胡渡り(胡国とはペルシャ、現在のイランのことで地中海からペルシャを渡って来たのでその名がついています。)と呼ばれ、現在でも輸入ベニサンゴの呼び名になっています。


取り扱い
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サンゴは真珠とほぼ同じくらいの硬さしかありません。そのためサンゴも真珠同様やさしいお取り扱いが必要です。ですから身に付けた時の振る舞いも自然と流麗となりフォーマルな席にあう宝石といえます。汗などのサンは苦手なのでご使用後に汚れをふき取ることが大切です。しかし長年お使いになるとどうしても小傷がつきますので、その時は専門の業者に相談してリフレッシュしましょう。