<染色クォーツァイト>
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海外で買ってきたヒスイによくあるのが染色クォーツァイトです。クォーツァイトって言うと「クォーツですか?」とよく言われます。正解ではないですが全くの不正解でもありません。クォーツァイトとはクォーツを主成分とした変成岩で『珪岩』ともよばれています。
クォーツ(水晶)クォーツ(水晶)は単結晶ですから隙間はないですが、珪岩(クォーツァイト)は小さな小さな結晶の集まった岩みたいなものですから隙間があります。
写真は染色クォーツァイトです。小さな小さな結晶の集まりですから透明感は翡翠そのものです。
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クォーツは隙間がないですから染めることはできないですが、隙間がいっぱいあるクォーツァイトは染めることができます。
白色の半透明なクォーツァイトは地が白色ですからどのような色にも染めることが可能ですが、半透明で一番高価な宝石といえば翡翠です。赤色に染めても 青色に染めても半透明ならルビーにしても、サファイアにしても一級品ではないですが翡翠なら一級品です。そのためにクォーツァイトを染るなら緑色のヒスイ風にすることが多いようです。
2つ目の写真は下からライトを当て撮影しました。このようにして観察すると染料の入る具合がわかりやすくなります。


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3つ目の写真は左端の部分を拡大してみました。染まり方をなんとなくでもわかっていただければと思います。

クォーツ(水晶)と珪岩(クォーツァイト)は、成分は同じでも構造が違うためにできます。クォーツ(水晶)は隙間が無いためそのままでは染めることができません。クォーツ(水晶)に色を付ける場合はコーティング若しくはヒビを入れて色を付けます。

染色クォーツァイトは天然ヒスイと色の付き方が違うので、染色クォーツァイトとの違いがわかります。
この違いをよ~く覚えてください。

染色の宝石は知っていてお使いになるのは価格的にもよいのですが染料は紫外線で退色しますから注意をしてお使いください。さらに染色の模様を知りたい方は染色の拡大写真をご覧下さい。
一般消費者にとっては紛らわしい限りだと思いますヒスイのフォールス・ネームをご参考に注意をしてくださいませ。