<ベリル>
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ベリルには多くの仲間(変種)があります。その中で群を抜いて有名なのが緑色のベリル『エメラルド』です。次にアクアマリンを思い浮かべるのではないでしょうか?
ベリルのライトブルー『アクアマリン』の『アクア』は水、『マリン』は海です。その名の通り海水をイメージして名づけられました。

エメラルドは宝石の中でも内包物が多い宝石としても有名ですが、同じ鉱物のアクアマリンは内包物があまりありません。気持ちよく泳いでいる夏の海にゴミがあったら幻滅です。
アクアマリンのよいものは、きれいな海を想像すればわかりやすいと思います。どこまでも澄み切った青い海がよいアクアマリンです。その海を浜辺から見ていると波がキラキラっと太陽の光がまぶしく輝いています。
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3月の誕生石アクアマリンと5月の誕生石エメラルドは同じ『ベリル』という鉱物です。アクアマリンはその名の通り『海』を想像し内包物の少ない宝石で有名です。かたやエメラルドは新緑『山』を想像し内包物の多い宝石で有名です。(右はアクアマリン)

想像してください

そんなアクアマリンを・・・

そのほかのベリルの仲間

ピンク
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ピンク色のベリルを『モルガナイト』といいます。宝石コレクターのモルガン氏に因んで命名されました。名づけたのはアメリカの鉱物学者クンツ・ジョージ・フレデリック博士で、後に、テファニーの副社長を務めた人物です。宝石のクンツァイトはクンツ・ジョージ・フレデリック博士に因んで命名されました。モルガナイトとクンツァイトが同じピンク色の宝石なのは何か運命を感じます。

黄緑色

黄緑色のベリルを『ヘリオドール』といいます。ギリシャ語で『太陽』を意味しています。もともとはイエロー・ベリルもゴールデン・ベリルも含んだ宝石名でしたが、今では独立して黄緑色のベリルだけを言うようになりました。 実際その境界線は意見が分かれるところだと思います。

黄色

黄色のベリルを『イエロー・ベリル』といいます。純粋な濃いイエローは少なくヘリオドールよりも高価ですが、淡いイエロー、褐色味のイエローが多く入手しやすい宝石です。

黄金色
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黄金色のベリルを『ゴールデン・ベリル』といいます。ヘリオドールと分かれていまではこのように呼ばれています。純粋な黄金色はヘリオドールより貴重な宝石です。


赤色

赤色のベリルを『レッド・ベリル』といいます。『ビックスバイト』とも呼ばれています。この色のベリルは貴重すぎて商業ベースに乗らないのが難点です。アメリカ・ユタ州で産出します。

無色

無色のベリルを『ゴッシェナイト』といいます。マサチューセッツ州のゴッシェンが名前の由来です。しかし、純粋な無色は少なくピンクもしくはイエロー味を帯びているのは多いようです。


リンク : アクアマリンの説明と価格