トルコ石

(Turquois)

<トルコ石(12月の誕生石)>



晴れた日の青空を思わせるトルコ石のブルーは、やさしく人の心を和ませるからなのでしょうか。古代より人々に親しまれてきた宝石です。ヨーロッパでは身を飾るためだけのものではなく、身の回りに危険が起きようとしている時に割れて知らせてくれると言い伝えられています。また、身につけていると勇気と幸運をもたらすといわれお守りとして使われてきました。アメリカではインディアンの装身具として使われており、現在でもそのモチーフが若者のカジュアルファッションに生かされ人気を得ています。カジュアルなイメージが強いためか比較的安価な宝石と思われがちですが実際には宝石品質のものは少なくとても貴重です。トルコ石の中で最高の色とされるのは『ロビンス・エッグ・ブルー』と称される青空の素晴らしいブルーで、イランでわずかに産出されています。その他の産地にシナイ半島、アメリカ、ロシア、中国、チベットなどがあり産地によりグリーン味を持ったもの、『ネットトルコ』と呼ばれる網の目のような模様を持つものなどがあります。トルコ石はその名の通りトルコで採れる石と思われる方が多いのですが、でも実際はトルコでは採れません。このトルコ石の名前の由来は諸説がいくつかある中で、シナイ半島で採れた石をヨーロッパへ運ぶときの中継地点にトルコがされていたためという説が有力です。

お取り扱い

デリケートな石なので、熱や湿度に弱いのでストーブや直射日光の当たる場所での保管は避けましょう。長年お使いになると光沢が失われてくるのは仕方ありませんが、磨き直しが効くものもありますので専門のプロに相談しましょう。

処理

トルコ石は宝石品質のものは少ないため、処理が多く行われている宝石です。染料や樹脂を含浸処理したトルコ石や、トルコ石の粒や粉末を固めた『再生トルコ石』と称されるものもあり注意が必要です。