あかざわひろしの宝石人VOL.3
(Hiroshi Akazawa)
無色透明石
一見みんな同じように見える。。。
無色透明の球体 大きさに違いは
あるけれど。。。違いはわからない。
見た目はみんな。。。おなじ 左から。。。
ガラス玉、水晶、サファイア、トパーズ
この四つのなかで。。。
サファイアの球体を手に入れるのが一番苦労しました。
普通。。。いる人いないですから。。。ないのです。
合成サファイアからつくりました。
ですから、とても安くて高い石になりました。
見分け方ですが。。。。まともな光で見ません。
偏った光でみます。
スキになったら、まっすぐ見ますが・・・他人は偏った目で見ます。。。
おなじことです。
ときには、
「冷静に冷静に」が大事かも。。。
サファイア
サファイアの光軸像 鑑別方法 偏った目。。。偏光板を2枚用意します。
下から光をあてます。
そのとき2枚の偏光板が
90° で交わるとき光を通しません。
その2枚の偏光版の間に検査する石をセットすると。。。
写真のような像が浮かびます。
この像はサファイアだけに限らず一軸性複屈折の石にあらわれます。。。
すなわち。。。
ガラス、トパーズにはこの像は見られません。
宝石の勉強をしたてのころ。。。
「不思議だなぁ~」と思ったと同時に「きれいだな」と感じたのを、今でも覚えています。
それが。。。
普段の自分の目では見られないものでしたからなおさらでした。
水晶の光軸像
水晶の結晶系は六方晶系。。。
一軸性複屈折の石です。
でも、サファイアとは少し違います。
クロスの中心が閉じていません。
クロスのその真ん中に、ぽっかり開いた目。。。
なにごとも
『お見通し』って感じです。
つい。。。
水晶の前では素直になってしまいそうです。
ガラス球
ガラス球を偏光板で通してみても。。。
サファイア、トパーズ、水晶に見られた、環は浮き出ません。。。
黒い影がそこには2つ。。。球を回転すると
2つの影が、くっついたり。。。はなれたり。。。
偏光板を2つ重ねて
下からライトを取り付けると偏光器の出来上がり。
多色性を見ることも出来るのであると便利です。
サファイア、タンザナイト、アイオライトなんかもこれで確認できます。
ちなみに。。。ガラス球は。。。ビー玉です。
トパーズの光軸
トパーズの結晶系は 斜方晶系 。。。
二軸性複屈折の石です。
二軸性の石はクロスではなく。。。
リボンです。
環の中に囲まれてリボンが浮かび上がります。
粋だと思いませんか?蝶ネクタイをしているなんて。。。
鑑別を勉強をしているころ。。。
この光軸像を見つけるのに、はまっていました。
トパ-ズとアクアマリン。。。違いが、はっきりわかるからです。
屈折率、比重。。。をテストできない場合に知っておくと役にたちます。
スターの原因
ルチル・インクルージョン 針状に
キラキラ 光っているのが
ルチル という鉱物です。
この針状のルチルがまるで 絹糸 のように見えるので。。。
シルク・インクルージョン とも言われています。
そして、このインクルージョンこそがスター効果 の原因です。
普通。。。
カラーストーンにインクルージョン(内包物)があれば。。。
それは、その宝石の 欠点です。
でも、その自分の欠点を長所にし、スターになっています。
短所と長所は本人の見せ方。。。
表現でかわります。いいお手本です。。。
張り合わせ
張り合わせ石は、色々な組み合わせが考えられます。
そのもっとも、ポピュラーなのがオパールの張り合わせでしょう。
写真は、上部:天然オパール、 下部:母岩 です。
一見、ボルダー・オパール と思ってしまいます。
張り合わせ
???
だます目的で作られたもの
高価な石を安価で提供する目的で作られたもの
補強の目的で張り合わせられたもの
『張り合わせ』 の組み合わせは、その目的により、「えっ!
そこまでやるか!!」というものまであります。
張り合わせが悪いといっているのではありません。
例えば、合板は安価で丈夫です。
ヒノキの一枚板ばかり使えないですから
ただ、石を愛する気持ちで作られても
販売する人の気持ちで180°変わります。
知るべき人が知らないと、張り合わせは全て 悪者扱いされます。
知るべき人が、知ってあげることが 。。。
理解してあげること 。。。が、一番大切なことなんだな。。と思います。
合成バイカラー・クォーツ
アメシストとロッククリスタルの組み合わせです。
紫色と無色の組み合わせで。。。
バイカラー?と言っていいのか?どうなのかわかりませんが
とにかく
『バイカラー・クォーツ』で販売しています。
この宝石は『きれいです』
吸い込まれるぐらい。。。
でも、残念ながら写真のバイカラー・クォーツは中国製の合成宝石です。
わたしは数年前にサンプルとして手にいれましたが。。。
最近、天然宝石でよく販売されています。。。
きれいなものには。。。気をつけないと。。。 いけないようですね。
いろいろなガーネット
ガーネットは楽しいですね。
仲間も多いし。。。
仲間を増やすし。。。
特殊効果もあるし。。
。色が沢山あるし。。。
透明度までいろいろ。。。
グループ名も。。。
個人名も。。。
ひとつじゃぁないし。。。
価格もお手ごろから。。。
超高額まで。。。
魅力は尽きません。。。
写真はそのほんの一部を撮りました。
今回はその中で左下に写っている緑色の不透明石に注目です。
ガーネットとはほど遠い容姿ですがガーネットです。
この『 ヒスイ風ガーネット 』の本名は、ハイドログロッシュラー・ガーネットといいます。
愛称は『アフリカン・ジェード』です。なんかかってに。。。
アフリカで産出している『ひすい?』と思ってしまいます。
ガーネットに限らず。。
。ヒスイの類似石にはこのような『愛称』を持った天然石が多いです。
気をつけましょうね。。。
商売人の『愛称』と『愛嬌』は。。。
シトリンとは
シトリン(馬) 普通のステップ・カットやオーバルはおもしろくないので馬のカットを選びました。
なかなかいい顔してるでしょう。
シトリンは黄水晶のことです。
よくトパーズって思っている人がいます。
『 シトリン・トパーズ 』で販売している宝石店があるからだと思います。
『販売方法に問題あり 』の例です。
正しくは、『 シトリン 』もしくは、『シトリン・クォーツ 』です。
『 トパーズ 』とはまったく別の宝石ですから。。。
安いトパーズがシトリン。。。
高いトパーズが本当のトパーズと思っている人もいます。
そりゃ~トパーズの『 Fタイプ 』と『 OHタイプ 』だって!!
