<スターとは>
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わたしのわたしのかれは 左利き ♪
私の時代のアイドル麻丘めぐみさんのうたです。
(もう知っている人すくないかなぁ~)

わたしは左利きなのでこの歌がヒットしたときは嬉しかったですね。まっすぐに伸びたロングヘヤーがとっても印象的です。そのロングヘヤーにスポットライトが当たると髪の毛のラインに対して、直角に『光の帯』が輝きます。まさしく当時のトップアイドルスターでした (写真は私の助手のわこちゃんです)。
スターには『スポットライト』がよく似合います
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想像してくださいアイドルスターのライトを浴びたときのヘアーの輝き、想像してくださいその『光の帯』の位置を。。。
ひとの頭はドーム型です。
スターは、『ドーム』ドーム球場でないと出演してくれないのです。宝石で言えば『カボション・カット』です。この丸みを帯びた形が『光の帯』には必要です。

キャッツ・アイにはアイドルスターより細かいラインの内包物があります。スポットライトを当てるとそのラインに対して直角に『光の帯』が現れます。このラインこそがキャッツ・アイの演出家です。そのラインが細かければ細かいほどシャープな『光の帯』キャッツ・アイになります。クリソベリルのキャッツ・アイがよいのはラインが他の宝石よりシャープだからです。

そのラインの内包物が3方向にあるとすれば3方向の『光の帯』がでます。
その3方向の内包物が宝石全体にあればスポットライトをどこに当てても『スター』として輝きます。

スターは持ってうまれたものがあるのは人も宝石も同じです。写真はサファイアの内包物(インクルージョン)『ルチル』という鉱物です。顕微鏡で見ると絹のような輝きを放っているところから『シルク・インクルージョン』と呼ばれています。

スターの輝きを見ながらわたしたちも一緒に輝き元気になります。

こんなに輝いている『スター』ですがより輝くために地味な面もあります。スターは見えないところ(裏側)では、輝いていませんわざと『カット』していないのです。

光がすり抜けると『スター』がでにくくなるからです。(ガラスとカガミを想像してください。どちらが自分をより映し出してくれますか?)まるで、ステージに立ったスターを支えているスタッフのようです。スタッフはスポットライトを浴びることはありませんがスターをよりスターにさせる役目に徹しています。

そんな宝石のスターはね。。。
ステージに立って動かない演歌のスターじゃ~なくて『みんなぁ~のってる~!!』
イエ~イ イエ~イ系のスターなのです。そうです!! ステージいっぱい動きまわるのです。ステージのライトが当たるところはスターがいるのです。

みんなの視線をあびるスターだから目立たないといけません。だから、スターがシャープでクッキリがいいのです。目立たないスターは売れっ子じゃぁないです(それなりにかわいいけど)。

もちろん、そうなるとインクルージョン(シルク)いっぱいで透明感がなくなりますが・・・どっこい
透明な子がいるんですね。

この矛盾した『シルクいっぱいでも透明な子』がスター中のスターなんです。矛盾こそが宝石の神秘なのです。

こんな質問にお答えしました。

スター石は何故ドーム型のカットですか?
スター石の裏は何故カットしていないのですか?手を抜いているのですか?
スターは何故スターがでるのですか?
スターは動く方がいいのですか?動かないほうがいいのですか?